ダイエットのうそ
たとえば「お腹の肉をなんとかしたいと思っていると、すぐに、腹筋運動をしなくちゃ!って考えてしまう方が多いんですね。そして学生時代に学校でやらされた「腹筋運動」を一生懸命やるんです。
でも、女性には腹筋の筋肉が弱い方がとっても多くて、腹筋運動ってすごくつらいんですよね。10回もできず(中には1回もできない方も)、フーフー言いながらがんばっています。
でも、そんな一生懸命腹筋運動をやっても、お腹やせには効果はほとんど現れず、すぐにイヤになってしまいます。一生懸命やっているのに報われないなんて本当につらいですよね!
私だったら「そんなつらい腹筋運動はする必要ありません!」とアドバイスしますよ。
多くの人が「やせる」=「体重を減らす」と思っています。
でも単に体重が軽くなればいいのでしょうか?
たとえばラグビー選手。体つきはがっちりしていて、いかにも 体重が重そうですよね。実際、ラガーマンの体重は軽くありません。そんなラグビー選手を、体重が重いからといって「太っている」と思いますか?思いませんよね!
やせるというのは体重を軽くするということではなく、体脂肪を 減らすことなんです!ダイエットしている人の仲には、まだまだ「体重信仰」が一人歩きしているんです
間違ったダイエットが命とり
体重を減らしたい!ならば食べなければいい!と簡単に食事を抜くダイエッターが増えています。確かにこの方法は「ただ体重を減らすためであれば」成功します。
食べ物には思っている以上に水分が含まれています。ですから食事を抜くとまず水分量が減ります。そのため、体重計に乗ると重さは減っています。でも減ったのは水分。それで「やせた」「ダイエットに成功した」と言えますか?
まだこの段階ならいいでしょう。このまま食事抜きを続けていくと一体どうなるでしょうか?とても怖いことがおきます。
安易に食事を抜くダイエットを続けていると、水分だけでなく減るものがあります。それは何だと思います?脂肪?いえいえ、食事を抜いても脂肪は落ちません。なぜなら、脂肪というのはエネルギーの貯蓄庫なのです。
太古の昔、まだ人間が洞窟生活をしていたような自体には、今のように簡単に食べ物にはありつけませんでした。そこで人間の体は、何日間も食べ物にありつけなかったときでも死なないように、エネルギーを脂肪に蓄えるようになったのです。
食事を抜く=飢餓状態。
体は危機を感じ、貯蓄エネルギーをなるべく減らさないようにと努力します。その結果。脂肪ではなく、筋肉が減っていってしまうのです。